勉強に行ってきました。
植物防疫協会が主催する研究会への参加です。
「チャ細菌病に関する最近の知見と防除への活用」と言う題名で、
鹿児島県より先生を迎えて、ご講演いただきました。
内容としては、
1)チャ赤焼病に関する話題 ほか です。
その前に、
午前中、サンケイ化学(株)の担当者が来社されました。
田んぼの稲の害虫"スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)"の防除剤
「スクミノン」
のビデオが出来たと、持ってきてくれました。
こちらでそのビデオを見ることが出来ます。
静岡県中部地区で問題になっているスクミリンゴガイですが、
スクミノンの登場で被害を食い止める事が出来ます。
さて、研究会の報告です。
ご講演いただいた先生の研究では、
「晩秋期の防霜と銅水和剤散布は非常に効果が高い。」
「晩秋のマシン油乳剤の散布は赤焼病の発生を助長する。」
とのことでした。

ただし、この調査は、
毎春、赤焼病の被害が認められる地区の茶園での調査です。
そうはない茶園では、クワシロカイガラムシ防除に秋季のマシン油乳剤の散布は大切です。
静岡の多くの茶園では、赤焼病は突発的に発生します。
静岡県茶研の病害虫研究の先生方との話でも、
「マシン油乳剤を散布すると赤焼病が発病する、のではない。」
「赤焼病が毎年発生する茶園では、マシン油乳剤散布に気をつけたほうがいいかもしれない。」
ということで、
マシン油乳剤の散布による
”クワシロカイガラムシに対する効果”と
”赤焼病発生のリスク”の
どちらを重視するかの判断が必要なのでしょう。