2012年03月16日

スパイデックスとスパイカル

エントモロジー・コース part5

スパイデックス;チリカブリダニ

Very active predator of      とても能動的(活動的)な捕食者
 1日あたり、ハダニの20個卵、あるいは5頭の成虫保捕食する。

Tetranychus
属のハダニ(ナミハダニ・カンザワハダニ)だけを食べるspecialist。
 (カンザワハダニは、東アジアにしかいない?から、オランダではナミハダニのスペシャリストとされている)

27℃では、卵から成虫になって産卵するまで7日間。

1日に2〜4個産卵する。生涯で平均53個産卵する。

30日くらい生きている。

Sexratio = 雄雌比: 1:4
 (他社品と比べて雌がたくさん入っている。と謳ってチリカブリダニ剤を売り歩く業者がいるようだけど、性比が変わるのであれば種が違うのか、昆虫におけるボルバキア菌の作用などがあり、農薬登録に問題があるんじゃないかな?もしくは、そう言っている業者がまちがっている。)

27℃では、チリカブリダニのほうがナミハダニよりも生育が早い。
しかし、32度以上ではチリカブリダニは生育を停止するが、ナミハダニは生育するので高温時には防除効果が低くなる。
 (ハウス内の気温が32℃を超えていても、葉裏ではそこまで高くないかもしれない。最近よく言われる"微気象"。でも、高温時にはミヤコカブリダニの方が安心して使えるかな?)

チリカブリダニにとって、湿度の影響はとても重要。
気温21℃の時には、湿度40%で卵→成虫の率が73%。湿度80%で79%。
それが、気温27℃では、湿度40%でたったの7%、湿度80%では79%。
 (前出の微気象を考えると、ハウス内の湿度が低いから、即チリカブリダニの生育がメチャクチャ悪いとは限らないが、やはり湿度が高めの方がいいようだ。高湿度の場所を確保してあげる必要がある。)



スパイカル(EX プラス);ミヤコカブリダニ

チリカブリダニほど活動的ではない。
 1日あたり、10個のハダニの卵を食べる。

Tetranychus属、Panonychus属(ミカンハダニ、リンゴハダニ)、花粉を食べるgeneralist。
 (ホコリダニやニクダニ、他の微小昆虫もたべる。ハズ)

チリカブリダニよりも絶食に強い。
 (3週間絶食させても、エサを与えれば産卵する。って、試験データがどこかで見た記憶がある。)

生育するのに8日間。
30日間生きている。

雌成虫は、1日に1〜8個産卵し、生涯で平均64個産む。

チリカブリダニよりも高温、低湿度、化学農薬に対応する。
 (だけど、モスピランには弱い。)



スパイカルプラス(新製品);スパイカルEXをバッグ製剤にしたもの。

1パッケージに、ミヤコカブリダニ50頭入りのバッグが100個入っている。
なるべく湿度の高いところに設置した方がよい。
 (アリスタLS社は肯定しないが、条件が良ければ1バッグから6週間で1000頭のミヤコが出てくるらしい)

現在の登録はまだ少ないが、スパイカルEXと同等の登録内容を取得する予定とのこと。
露地の果樹類(梨とか柑橘)に使えるようになるといいなと思っています。

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posted by Joe夢 at 15:40| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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