2012年04月17日

マルハナバチ

今日は、ナス農家さんを巡回しました。JAさんと一緒です。

マルハナバチの様子を伺いに廻りました。
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「急に、幼虫をたくさん処分している。」という、ナチュポール・ブラック(クロマルハナバチ)
大小併せて、10頭くらいの幼虫が出入り口の外に出されていました。

一般に、マルハナバチの巣でたくさんの幼虫が処分されるのは、供給される花粉が少ないときです。
花粉は、マルハナバチ幼虫のエサ(タンパク質)と、(マルハナバチ本来の)巣の材料として働き蜂が集めてきます。
集められた花粉の絶対量が少ないと幼虫が飢えてしまいますので、幼虫を間引きして残りの幼虫を確実に育てようとするのです。

今回伺った農家さんの圃場では、ナスの花数は少なかったものの、2日に一回、添付されている乾燥花粉を巣に与えていました。一度だけ幼虫は処分されたものの、その後は外に出される幼虫はないようです。何らかの原因で幼虫が処分されたようですが、継続されて出されていませんので一時的な事故?だったのでしょう。

写真は、門番をしている働き蜂。
RIMG0053.jpg


2軒目の農家さんでは、「ナスが空洞果になってしまう。」とのことでした。
原因と考えられるのは、
1) マルハナバチの働きが悪い。花粉集めをしない。
2) ナスの花粉が少ない。もしくは、花粉の質が悪い。
3) ナスの花数が多すぎて、マルハナバチが訪花しきれない。
の3点です。

ナスの場合、ひとつの花にマルハナバチが数回訪花しないと、しっかり着果せず、空洞果が出来てしまうそうです。

巣箱の前にいると、働き蜂が花粉を持って帰ってきます。ナスの花もどちらかというと少ない状況です。
花には花粉が確認されます。農家さんに、管理温度を確認したところ、最低夜温は13℃、日中の最高は30℃以下28℃位にしているそうです。
たぶん、日中の温度が低くて花粉の質が悪かったのではないかと考えられます。よくよくお話を聞くと、「マルハナバチは温度が高すぎると巣に良くないと聞いていたから低めに管理していた。」と、おっしゃりました。ハチを大事に考えるあまりに、ナスの受粉がしっかりできていなかったようです。
農家さんには、「35℃を超えなければ大丈夫だから、30℃以上になるように温度管理してください。」とお願いしてきました。


3軒目は、ナチュポール・レギュラー(セイヨウオオマルハナバチ)をご利用いただいている農家さん。
こちらの方も、急に多くの幼虫が処分されたとのこと。1軒目の方とすぐ近くのハウスで、同じ日にバタバタっと出されたということでした。なにか急な温度変化でもあったんでしょうか? こちらでも、その後は出されていないそうですので、大丈夫でしょうということになりました。

門番蜂が、妙に多かったです。
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蜜(ビーハッピーボックス)に群がる働き蜂
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ナチュポールシリーズにはダンボールの巣箱の底に、蜜がセットされています。ナスやイチゴの場合花粉量が多いせいか備え付けの蜜だけでは足りなくなってしまうために交換用の蜜(ビーハッピーボックス)が発売されています。こちらの農家さんでは、交換した後の蜜箱をハウス内に放置していて、残りの蜜を漁りに働き蜂が集まっていました。


今回、同行していただいたJA指導担当のお二人
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右側のK君は新婚ほやほや。今年から部下が出来て気合が入っています。
左は、その部下のNさん。入組2年目、今年度から指導担当です。IPMな美人さんになってくれるのを期待してます。
(長男YUKOと同い年なんだよなあ〜)
posted by Joe夢 at 20:12| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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