2013年11月09日

バチルス・ズブチリス剤

秋春トマトやイチゴの定植が終わって、そろそろ収穫の時期となっていますね。

11月に入ってから、雨天、曇天日が増えてます。
こんな時には灰色かび病の心配が、、

そこで、ボトキラー水和剤を始めとした、バチルス・ズブチリス剤での予防をお薦めします。
納豆菌の親戚(そのもの?)である、バチルス・ズブチリス剤。枯草菌とも呼びます。

バチルス・ズブチリスが作物上に定着することで、灰色かび病菌やうどんこ病菌が作物に取り付けなくなって、防除(予防)効果が得られる農薬です。
もともと、どこにでもいる菌の仲間ですので、使用回数は決められておりませんから何度でも散布でき、収穫前日数も問われません。
防除目的に使いますので、農薬として登録されておりますが、極めて危険性の少ない薬剤です。


弊社で扱っているバチルス剤。ボトキラー水和剤、ボトピカ水和剤。バチスター水和剤。
DSCN3348_R.JPG
汚れの少ないボトピカ水和剤。
ダクト内投入という散布方法で省力化の図れるボトキラー水和剤。
後発組であるぶん、販売価格が抑えられたバチスター水和剤。
それぞれ、特徴があります。


農業系の月刊誌などでは、自家製の納豆液を散布するとか掲載されていますが、農薬として登録されているバチルス・ズブチリスは何が違うのか?というと、

「増殖が早い」のだそうです。

納豆を作るのに使われている納豆菌は、メーカーが求める味や香りを引き出す菌株が選抜されて使われています。
農薬として使われるバチルス・ズブチリス(納豆菌)は、作物上での増殖(定着)の速さが求められて選抜されています。

香り(匂い?)は求められておりません。と言うより、ほとんど匂いません。
納豆臭いトマトを食べたい人ばかりではないですからね。(笑)

あと、水に溶いた時にタンク内で広がりやすい=濃度が均一になりやすい様に製剤されています。
こういうところが、農薬として販売されているバチルス・ズブチリス剤のメリットです。


あと、ボトキラー水和剤の特徴として、「ダクト内投入」という散布方法が揚げられます。
温室の暖房機を利用して水和剤をハウス内に吹き飛ばすという方法です。
ハウス加温器(暖房機)に接続されたダクトに小さな穴を開けて、その中に300坪当たり毎日10〜15gのボトキラー水和剤を落としてます。
暖房機が動くと、その強風でボトキラーが舞い上がり、ハウス内全体に飛ばします。

DSC_0007_R.JPG





 ダクトに開けられた穴。
 ペットボトルの口を利用しています。


毎日、少しずつのバチルスを飛ばして作物体上に付着させ、作物が成長しても確実にバチルスを先に乗せようというわけです。
高レを行うことで、他の薬剤の散布回数を削減することが出来ます。
1).農家さんは薬剤散布の重労働から開放され、
2).消費者さんは減農薬と喜び、
3).農薬メーカーさんは耐性菌発現が遅れて既存農薬が長く売れる。
という、皆が喜ぶ方法なんです。3は詭弁かな?(笑)

難点は?というと、
毎日、夕方にボトキラーを投入するのが面倒、大変ということですね。
毎夕、必ずハウスに居れるとは限りませんものね。

そこで、メーカーの出光興産さんは考えました。
「きつつき君」という、自動投入器を作ったんです。

DSC_0272_R.JPG
 DSC_0005_R.JPG
これで毎日、ボトキラーのダクト内投入が行えます。

きつつき君の容器内にボトキラー水和剤を満タンに入れておくと、300坪のハウスで約2ヶ月間自動的にダクト内投入を行ってくれます。
やったーー!

なんて喜んでいたら、2ヶ月経って「ボトキラーを追加投入するのを忘れてた。」なんて話がありました。

そこまで面倒見られませ〜〜ん。(=o=;)

posted by Joe夢 at 16:06| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック