2014年01月23日

特殊報 メロン退緑黄化病

静岡県内未発生のメロン退緑黄化病の発生が確認されため、
1/21付で静岡県病害虫防除所より病害虫発生予察特殊報第1号が発表されました。


この病害は、タバココナジラミによってウリ類退緑黄化ウイルスが媒介されることで発病します。
自然感染が確認されているのが、メロン、キュウリ、スイカ。
接種試験で、その他のウリ科作物やアカザ科、 キク科、ヒルガオ科、マメ科、ナス科、クワ科、シソ科、ナデシコ科など広範囲な植物に感染することが確認されていきます。
植物のウイルス病は、予防・治療する薬剤は開発されていません。よって、防虫ネットの設置、黄色粘着トラップによる捕殺、薬剤散布等のタバココナジラミの防除対策が必要です。

 
http://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/boujo/boujohp/tokushuho2.pdf

防虫ネットは、0.4mm以下の目合でないとコナジラミは進入すると言われておりますが、
あるとないとでは大違いです。0.6mmでも0.8mmでも、グッと譲って1mm目合でも構いません。
まずは少しでも侵入を減らす処置をしましょう。
ハウスまわりの除草も大切です。

黄色粘着トラップは、いろいろな商品がありますが、
スマイルキャッチ SGKB000070.jpg 
ホリバー(イエロー) horiber_y_new.jpg

がおすすめです。
 
薬剤としては、
モベントフロアブル(メロン、キュウリ)、
コルト顆粒水和剤(キュウリ)、
アルバリン・スタークル顆粒水溶剤(メロン、キュウリ)
あたりが効果が高いと思います。
(投稿時の登録を元に書いています。登録内容が変更されることもありますから、農薬を使う前にはラベルを確認して下さい。)

ボタニガードES水和剤ゴッツAとか微生物殺虫剤も上手に使っうといいですね。
天敵農薬のスワルスキーカブリダニはコナジラミを捕食しますが、ウイルスの感染を抑えるという意味では少し弱いでしょうか?
でも、効果的な薬剤が少ない現状では、放飼も考えたほうがいいです。


また、運悪くタバココナジラミが侵入→感染→発病してしまった場合、
ハウス内にいるタバココナジラミを外へ出さないようにする事が必要です。
タバココナジラミは、静岡では屋外で越冬できないとされております。翌春の発生は温室からの逃亡した個体が増えたものです。
そして、それらが次作の感染源として残ってしまいます。

摘葉残渣は、ビニール袋などに入れてハウス外へ持ち出し、土中埋没など処分する。
収穫終了後は株元を切断し、1週間以上蒸し込みをしてから作物残渣を片付ける。

等、耕種的防除が大切です。


それにしても、タバココナジラミは、トマトでのTYLCV、メロンでのCCYVの媒介と、
まったく困ったちゃんですね。

posted by Joe夢 at 11:15| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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