2014年12月01日

ハダニの害

天敵農薬を導入しいらっしゃるお客様のところで、「ハダニが発生した。」との報を受けて伺ってきました。

先週末に、お客様である肥料店様から、
「サギさんとこで、JA◯◯さんに天敵入れてんだよね。」
「△△さんのハウスで天敵を振ったところばかりにハダニがいるんだけど見に来てくれない?」

と、ちょっと難しいルート(笑)での一報で、JAさんとイチゴ畑に伺った次第です。

DSCN7382.JPG
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確かに、スパイカル・スパイデックスを放飼した株周辺でハダニの発生が多い感じでした。
葉色も抜けています。

萎縮し始めている坪もありました。
DSCN7385.JPG

天敵利用をはじめてから三作目になる農家さんなのですが、
「どうして、こんなになるまで我慢してたのかな?」と考えていたところ、
1) 過去二年は、ほとんどハダニの発生がなかった。
2) 葉色が抜けてきたのは、カブリダニによるものと勘違いしていた。
3) 萎縮した株の坪が拡大しなかった。
ということでした。

肥料店さん(天敵利用には積極的でない)は、
「カブリダニを撒いたところばかりにハダニが発生してるはおかしいんじゃない?」
とのご意見なのですが、
「たまたまでしょ。」としか返事が出来ません。
圃場全体的にハダニが発生していましたので、そのように感じたのでしょう。

ハダニの寄生している葉を観察すると、チリカブリダニもミヤコカブリダニもたくさんいました。
萎縮した株の坪が拡大しなかったのは、カブリダニが働いていたからだと考えられます。
葉裏になんとものカブリダニを観察出来ました。

今後の対策について、
ハダニの坪が数箇所〜10数箇所くらいでしたら、スパイデックスの局所的な放飼をお勧めするのですが、圃場全体にハダニが見られましたので薬剤散布をしていただくようお話しました。
というか、週末に肥料店さんから電話を頂いた時にその様な状況をお聞きしましたので、とりあえず薬剤防除ではダニの密度を下げてもらうようお願いしてあり、すでにマイトコーネフロアブルを散布して頂いてありました。
念の為に、1週間後にもう一度だけ薬剤散布(スターマイトフロアブル)をしていただきますが、それでも残ったハダニをカブリダニが食べ尽くしてくれるでしょう。

マイトコーネ+スターマイトだったらハダニが全滅しちゃうんじゃないの?
的な意見もありそうですが、
残念なことに、静岡県内のいちご圃場ではダニ剤の効きが悪くなっており問題化しています。
それが、天敵の利用が増えている、という要因でもあります。

今回の場合、カブリダニを放飼して1ヶ月弱でハダニが増えてしまっていますので、放飼時にハダニの発生がそれなりにあったものと考えられます。放飼前にダニサラバフロアブルを散布したそうなのですが、やはり数回の薬剤散布後に導入するのが良いようですね。

ラベル:ハダニ 天敵
posted by Joe夢 at 21:03| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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