2016年01月21日

新規販売 気門封鎖剤

害虫防除に使われている農薬の中に、
「気門封鎖剤」と呼ばれるグループの薬剤があります。

人間と同じように、昆虫やクモも呼吸によって空気中の酸素を体内に取り入れています。
地上に住む脊椎動物は、口や鼻などから取り入れた空気を肺で呼吸していますが、昆虫やクモは身体の表面にある気門を通して呼吸をしています。その、気門を物理的に塞ぐことで窒息死させる薬剤を、気門封鎖剤と呼んでいます。

具体的には、
マシン油乳剤(スプレーオイル、ハーベストオイル、機械油乳剤 など)
オレート液剤
粘着くん液剤・水和剤
サンクリスタル乳剤
ハッパ乳剤
エコピタ液剤
アカリタッチ乳剤
キモンブロック液剤
ムシラップ

などがあります。
大雑把に分けると、
1) 機械油、食物油、石鹸様の、油のタイプと、
2) でんぷんのタイプ
になります。

昨日、弊社Savegreen WebShopで扱いを始めました「サフオイル乳剤」も、この気門封鎖剤の仲間になります。
suffoil001.jpg

主成分は、サフラワー油(紅花油)と綿実油が調合されたものです。
食物油が主成分となりますので、人に優しい農薬です。

で、「他の気門封鎖剤と比べて、サフオイル乳剤のどこがいいの?」と言う話になるわけですが、

私としては、一番のお勧め点は、
「ハダニ、コナジラミの卵にも効く。」
というところですね。

いくつもの、現在発売されている気門封鎖剤の中で「卵に効く」と言われているのは、サフオイル乳剤とサンクリスタル乳剤の2剤だけです。
ここのところが、他気門封鎖剤との大きな違いですね。
チャノホコリダニ、トマトサビダニに登録があるところも、サフオイル乳剤とサンクリスタル乳剤だけです。

では、サフオイル乳剤とサンクリスタル乳剤のどちらがいいのか?

希釈液1L当たりの価格では、サフオイル乳剤はサンクリスタル乳剤の半分くらいになりますので、ハダニ・コナジラミなどの防除だけを考えた場合には、サフオイル乳剤のほうが優位ですね。
ですが、サンクリスタル乳剤には、うどんこ病への登録があります。とくに、ジーファイン水和剤との混用散布では、うどんこ病に卓効を示します。ですので、うどんこ病との同時防除ではサンクリスタル乳剤に軍配が上がりますね。

で、他剤がダメか?というと、
そうじゃないんです。

粘着くん、エコピタ液剤(残念ながらJAのみの扱い)、キモンブロック液剤は、連続散布での薬害が少ないと言われてますし、
あの、ベタベタ感もいいですね。
オレート、アカリタッチ乳剤、ムシラップ、粘着くん水和剤は、果樹類に登録がありますし、
サンクリスタル乳剤、粘着くん液剤は、茶の登録があります。

結局は、適材適所。
作物によって、使いやすい薬剤が違ってくるってわけですね。
posted by Joe夢 at 14:54| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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