2016年01月28日

ボタニガード水和剤

先日ご紹介した「ギフパール」の新規登録と同時に、ボタニガード水和剤のトマトでの登録内容の変更がありました。
野菜類(施設栽培)で登録があるのに、なんでトマトなのかな?」
と疑問に思いながらもスルーしておりましたら、メーカーのアリスタライフサイエンスさんから案内がありました。

トマトのコナジラミ類に、10g/10a/日の使用量で「ダクト内投入」の登録が取れていました。

ダクト内投入という使用方法は、ボトキラー水和剤でのみ登録がありましたが、これで(私の知っている限りでは)2剤目となります。
暖房機に付けられたダクトの基部に、ボタニガード水和剤(またはボトキラー水和剤)を、水などで希釈せずにそのまま投入します。
暖房機が動き送風されますと、その温風とともに薬剤が施設内全体に広がります。薬剤散布という意味からはとても省力的な方法です。

ただし、暖房機のダクトの配置が不適切で、施設内全体に行き渡らない場合もありますので、注意が必要です。
また、ダクト内投入の登録を持った薬剤しか行うことが出来ません。

ボタニガード水和剤は、ボーベリアバッシアナという糸状菌(カビの仲間)の胞子を主成分とした微生物殺虫剤です。
「暖房機の温風で胞子が死んでしまわないの?」という疑問がありますが、糸状菌の胞子は休眠状態ですので、ある程度の生育に適さない環境でも死滅してしまうことがないのでしょう。温風に飛ばされてダクトから飛び出してしまえば、胞子の周囲の気温も極端な高温であることはないはずですものね。

「乾燥しちゃってていいの?」という疑問もあります。
ですが、トマトの葉上やコナジラミの体皮に表面には、それなりの湿度があるはずですので、胞子の発芽には問題がないのかもしれません。
以前、静岡大学の西東先生が「微気象」という言葉を使っておられました。一般的に、施設内の湿度を測る時に通路上であったり作物の上であったり、それなりに広い空間に湿度計(またはセンサー)を設置する場合が多いが、作物の葉面上はその葉の気孔から放出される水分があるので、葉面の温湿度は測定値とは異なる。というものでした。

試験を行った上で、農薬登録を取得するだけの効果がなければ、追加登録されない訳ですので、高温や低湿度についてあまり心配することがないのでしょう。
(手放しで、全く問題ない。というわけではないと思いますが、、、)

次に質問があるとすると、
「ボトキラー水和剤のダクト内投入用に使われている”きつつき君”が利用できるか?」
ということでしょう。
たぶんこれはNGです。ボタニガード水和剤とボトキラー水和剤では比重が違いますので、きつつき君で投入する際の投下量が違ってきてしまうはずです。ですので、農薬登録通りの投下量が行えません。安全性の高い(毒性の低い)ボタニガード水和剤とはいえ、使用量が確かでなければいけません。規定量より多く投入されてしまうと登録外使用となってしまいますので、ボタニガード水和剤のダクト内投入でのきつつき君の利用はしてはいけないと考えられます。

今回登録されたのが、トマトだけですが、今後、ミニトマトやナス、ピーマンなどにも登録が拡大するといいですね。


さて、今夜は
豚モツを焼きました。焼肉のタレでからめて、プロセスチーズ一緒に食べたら美味。
DSCN0908.JPG
画像のピントが合ってないのは許してね。

サントリーのゴールデンエールと共にいただきました。
DSCN0904.JPG
posted by Joe夢 at 21:52| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック