2016年03月17日

有機JAS茶のハマキムシ対策に

ハマキ天敵
hamakitenteki.jpg
有機栽培茶で使える微生物殺虫剤です。
チャハマキ顆粒病ウイルス、リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを混合したものです。
簡単に言うと、チャハマキ・コカクモンハマキを病気に罹患させて防除するというものです。
鹿児島県では1990年頃より、農家さんが増殖したチャハマキに試験場から譲り受けたウイルスを感染させて自家生産していましたが、農薬取締法の改正でそれが出来なくなり、アリスタライフサイエンス社で農薬登録を取得、商品として販売となった経緯があります。
ウイルスの増殖配布事業は鹿児島県が行っておりましたので、静岡県などの他の茶産地では顆粒病ウイルス(GV)を使ったハマキムシ防除は普及していませんでした。「ハマキ天敵」は農薬として販売された当初、生産量が少なかったために鹿児島県以外での販売はされていなかったと記憶しています。
その「ハマキ天敵」ですが、生産量が増えてきたからなのか静岡でも販売できるようになりました。
天敵微生物殺虫剤ですので、有機JASに対応しております。そして、今後増えていくであろう輸出用茶葉の生産でも、輸出相手国にかかわらず使用できるのが強味ですね。

ただ、残念なことに「ハマキ天敵」の効果発現は化学農薬と比べると大変遅く、顆粒病ウイルスの付着した茶葉を摂食したハマキムシ幼虫は終齢期(4又は5令)になって発病します。よって、ハマキ天敵を散布した世代の被害は低くなりにくのが欠点です。
また、卵〜2令幼虫までの間がGVの感染期隣りますので、トラップ調査で発蛾最盛期を把握する必要もあります。

そこで悩ましいのは、いつ散布するのが一番いいのか?
発生の揃っている第1世代幼虫期(5月下〜6月上旬)なのか、それとも直接的被害の比較的少ない越冬世代(10月)がいいのか?
顆粒病ウイルスは、紫外線に弱いと言われていますので、残効(この場合、顆粒病ウイルスが茶葉上で活性を保っていられる期間)が短いです。第1世代に散布すれば冷気が揃っている幼虫の罹病率が高まります。しかし食害による被害は大きくなります。秋期散布であれば被害は少ないかもしれませんが、幼虫はダラダラ発生で散布時期が早くても遅くても罹病率が下がってしまいます。

じゃあ、第2世代は?とかもありますし。
いつがいいんでしょうね?


さて、今夜は戴き物の
三重のサンマの丸干し。
内臓の苦味も含めて、とっても美味しかった。
DSCN1355.JPG


皿うどん。
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posted by Joe夢 at 21:47| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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