月曜日の午後は、初沼津市役所。
「輸出茶生産に向けた産地づくり推進会議」に出席してきました。
会場は、沼津市役所8Fの会議室。
眺めが良かったです。 雨降りだったのが惜しい。
日本一の茶産地である静岡県ですが、東部地域(今回は沼津市)の愛鷹山山麓に広がる茶園は、他産地と比べて一番茶の摘採が遅くなってしまい、また近年の茶価の低迷もあって、茶農家の収入がとても低く抑えられてしまっています。
そこで、静岡県東部農林事務所では輸出用茶葉の産地化をすすめることで、茶農家の収入を増やそうと図っています。しかし、茶の輸出には、輸出相手国の農薬の残留基準に合わせた農薬の使用が必要となます(国によって残留基準が違います。)。
隣接した茶園で国内産向けと輸出向けの茶を栽培した時に、農薬のドリフト(散布した薬液が霧になって隣接地に飛散する事)による意図しない基準値オーバーの危険性が高まりますので、出来るだけ「ここは輸出茶の畑」、「こちらは国内向けの畑」と茶畑をまとめて栽培したいのです。愛鷹山山麓の茶園は、いくつもの谷に区切られていますので、その谷全体の茶園がひとつの輸出地向けに生産することが出来るのであれば、それは大きなメリットとなります。「茶価の低迷と茶農家の老齢化によって増えてきている栽培放棄園も取り込んで、輸出茶用の産地にしたい。」というのが茶担当のS班長の話でした。
そこで、農薬販売店においても、「今後、輸出茶栽培の農家が増えるから協力してね。」という会議でした。
手っ取り早く農薬の残留基準に引っかからないようにするのは、農薬の無使用や有機JASに則った栽培となります。が、それを農薬販売者のまえで言ってしまったものだから、私も含めてカリカリしちゃった方が数名。聞き手側の誤解だったんですけれど、言葉の使い方って色々難しいですね。
夕飯は、焼きそばでした。
が、写真を撮り忘れた。。。
ラベル:輸出茶