2018年06月19日

古くて新しい殺菌剤

チオノックフロアブルが、2018/03/14に「いちごの炭疽病」に登録拡大されました。

「チオノック」はチウラム剤です。
チウラムというと、殺菌剤、忌避剤として大昔(昭和29年に登録ですって)からある農薬ですが、未だに登録拡大が行われているんですね。

そのチオノックフロアブルなのですが、有機硫黄系として分類されています。
いちごの有機硫黄系薬剤は、ジマンダイセン水和剤とアントラコール顆粒水和剤が炭疽病対策に多く使われています。
なので正直言って、「いまさらチオノックもないだろ。」と思っていたのですが、
先日メーカーの大内新興化学さんとサンケイ化学さんが営業に見えていただいて、
前述2剤との大きな違いがあることがわかりました。

まずは、本圃で使える。
生育期、但し収穫開始21日前まで 2回以内と登録されています。
(育苗期 5回以内もあります)
ジマンダイセンもアントラコールも、育苗期のみの登録ですので、耐性菌発生のリスクが少ない剤の本圃への登録はありがたいですね。
また、アントラコールは天敵のチリカブリダニに影響があることが解っておりますが、チウラム=チオノックフロアブルはアントラコールと比べると、チリカブリダニへの影響が少ないです。
いちごの本圃で使える農薬は、カブリダニ類への影響が小さいのは必須となってきていますが、「育苗期にも天敵利用を利用しよう。」という動きが広まって来ています。
そうした場合「有機硫黄系殺菌剤を使いたいけれどカブリダニへの影響が、」といったジレンマが生まれますが、天敵に優しいチオノックフロアブルがあれば、薬剤ローテーションにも困らないでしょう。

チオノックフロアブル.jpg

posted by Joe夢 at 09:44| 静岡 ☀| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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